「電子レンジってどうやって処分すればいいの?」
「電子レンジを処分する際はどれくらいの費用がかかるの?」
このような疑問を抱えている方に向けて、本記事では電子レンジを適切に処分する方法を紹介します。
処分にかかる費用の相場や、電子レンジを処分すべきタイミングなどについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
【はじめに】電子レンジは小型家電リサイクル法の対象
電子レンジは「小型家電リサイクル法」の対象品目です。
冷蔵庫やテレビといった「家電リサイクル対象品」とは少し異なります。
家電リサイクル対象品を処分する際は、往々にして、リサイクル料金といった費用がかかります。
一方、小型家電リサイクル法の対象である電子レンジは、費用をかけずに処分可能なケースも少なくありません。
「余計なお金をかけてしまった…」と後悔しないよう、費用をかけずに処分できる可能性がある点を把握したうえで、処分を検討しましょう。
オーブンレンジも同様に処分できる
オーブンレンジも、電子レンジと同様に今回紹介する方法で処分できます。
処分方法によって異なる場合もありますが、基本的に処分にかかる費用も電子レンジと同じくらいです。
電子レンジを適切に処分する方法6選
それでは、電子レンジを適切に処分する方法を6つ紹介します。
- 粗大ごみ・不燃ごみとして出す
- 不用品回収業者に依頼する
- 自治体のクリーンセンターへ持ち込む
- リサイクルショップで売却する
- 家電量販店へ下取りに出す
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
それぞれで処分にかかる手間や費用も異なるため、特徴を把握したうえで自身の要望・環境に合う処分方法を選択しましょう。
粗大ごみ・不燃ごみとして出す
電子レンジは、粗大ごみや不燃ごみとして処分できます。
粗大ごみと不燃ごみどちらに分類されるかは、各自治体によって異なります。
自治体のホームページに分類が掲載されているのでチェックしてみましょう。
なお、粗大ごみとして処分する場合は、基本的に事前予約が必要になり、費用もかかります。
かかる費用は自治体によって異なりますが、1台あたりおおむね500~700円が相場です。
あまりお金がかからない処分方法ですが、実際に処分できるまで2週~3週間ほどかかるケースが多く、すぐにでも処分したいと考えている人には不向きな方法です。
不用品回収業者に依頼する
あらゆる不用品の処分を請け負ってくれる、不用品回収業者に依頼するのも有効な手段です。
面倒な手続きをする必要もなく、電話1本で駆けつけてくれます。
予約が空いていれば即日に来てくれるケースもあるため、引っ越しなどの事情で不要な電子レンジをすぐ処分したい方にはうってつけでしょう。
ただし、粗大ごみとして処分する場合と比較すると、処分費用は高くなります。業者によって費用は異なりますが、最低でも3,000円程度はかかる見込みです。
電子レンジ1台だけだと割高になるため、どうしても時間がない時や、処分したい不用品が大量にある際などで活用すべき処分方法です。
自治体のクリーンセンターへ持ち込む
お住まいの近くに自治体のクリーンセンターがある場合は、電子レンジを自ら持ち込んで処分する方法が有効です。
粗大ごみとして出すよりも安価で処分できるケースがほとんどで、自治体によっては、無料で処分を請け負ってくれるところもあります。
クリーンセンターまで重たい電子レンジを持っていく手間はかかりますが、なるべくお金をかけずに処分したいのであれば、検討する価値のある処分方法です。
なお、クリーンセンターによっては持ち込みに対応していないケースもあります。自治体のホームページを調べるなどして、対応の可否を確認したうえで利用を検討しましょう。
リサイクルショップで売却する
電子レンジがまだ壊れていないのであれば、リサイクルショップでの売却も検討してみましょう。
セカンドストリートやブックオフなど、電子レンジの買取に対応するショップは多々あります。
あまりに古いものだと難しいですが、10年以内の年式であれば売却できる可能性は高いです。
基本的に清潔感のある電子レンジの方が値段がつきやすい傾向にあるため、査定を依頼する前に、庫内や外観を徹底的に掃除しておくことをおすすめします。
家電量販店へ下取りに出す
ケースデンキやビックカメラなどの大手家電量販店では、新品購入時に電子レンジなどの家電を下取りしてくれるサービスを提供しています。
たとえばビックカメラでは、購入商品と同等の電子レンジを無料で下取りしてくれます。動作しなくなった壊れた電子レンジでもOKです。
お金をかけずに電子レンジを処分できるため、買い換えを検討中であれば積極的に活用したい処分方法です。
下取りの条件は各家電量販店によって異なるため、最寄りの店舗をチェックしてみましょう。
フリマアプリ・ネットオークションに出品する
リサイクルショップでは売れそうにない状態の電子レンジであれば、フリマアプリやネットオークションに出品してみるのも一つの手です。
多種多様なニーズをもつユーザーがいるため、状態が悪かったり、年式が古かったりする電子レンジでも売れる可能性があります。
出品手続きが必要だったり、梱包をしないといけなかったりと手間はかかりますが、ちょっとしたお小遣いを得られる可能性があるため、チャレンジしてみる価値はあります。
なお、電子レンジはそれなりに大きいため、配送料も高額になりやすい点には注意してください。
配送先や利用する配送会社によって異なりますが、最低でも2,000~3,000円程度はかかる見込みです。配送料も考慮したうえで、値段を設定するようにしましょう。
電子レンジの処分にかかる費用相場【無料のケースも】
電子レンジは無料で処分可能なケースもあります。
しかし、状態が極端に悪かったり不燃ごみ扱いにならない地域に住んでたりすると、どうしても処分の際にお金がかかってしまいます。
電子レンジを処分する際にかかる大まかな費用を、処分方法ごとで紹介するので参考にしてください。
処分方法 | 処分費用の相場 |
粗大ごみとして出す | 500~700円 |
不用品回収業者に依頼する | 約3,000円 |
クリーンセンターへ持ち込む | 0~400円 |
家電量販店へ下取りに出す | 0~2,000円 |
フリマ・オークションへ出品する | 2,000~3,000円(配送料) |
なるべく早めかつ費用を抑えたいのであれば、クリーンセンターへの持ち込みが実践しやすくておすすめです。
土日祝日で最短で処分したいのであれば、お金はかかってしまいますが、不用品回収業者の利用も検討すべきでしょう。
電子レンジの寿命は10年ほど
電子レンジは、おおむね10年ほど使い続けると寿命を迎えるとされています。
10年ほど使うと、電子レンジの温め機能の要となる「マグネトロン」という部品が不具合を起こす傾向にあります。
また、電子レンジを販売する多くのメーカーは、電子レンジ用の部品保有期間を8年ほどに設定しているケースが多く、10年以上使った電子レンジは修理対応してもらえない場合も多いです。
故障する可能性が高く、修理対応が難しいケースも多いため、10年以上使っている電子レンジは、そろそろ買い替えを検討すべきタイミングにあるといえるでしょう。
処分すべきタイミング!寿命が近い電子レンジのサイン
電子レンジの調子が悪いと感じたら、その電子レンジはもう寿命を迎えているかもしれません。
以下の症状が生じていたら、電子レンジの寿命が近づいているサインの可能性が高いため、買い換えを検討しましょう。
- 食品が温まりにくくなった…マグネトロンが壊れてるかも
- 温め中に何度も止まる…センサーが故障しているかも
- ボタンが反応しない…内部の接点部が腐食しているかも
- 使ってないのに焦げ臭い…電源ケーブルがショートしてるかも
いずれも、自力での修理は困難です。
修理費も高額になりがちなうえ、場合によっては火災などの事故を起こす危険性もあるため、素直に買い換えたほうが賢明です。
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